”スポット溶接”とは?

“こんにちは。営業部です!!”

今回は埼玉県越谷市の桜井工業所様の瀬尾社長に”スポット溶接”についてインタビューをしてきました。

桜井工業所様は以前は自動車関係の様々な部品を加工していたそうですが、今では仕事の99%松内電器工業(株)とのことで、草刈り機、マフラー関係をメインに加工しています。


インタビュースタート


○スポット溶接とは?
電機の抵抗熱を瞬間的に発生させてポイントポイントで溶接する。

○溶接機が何台も並んでいますが、違いはあるのですか?
溶接の機械はどれも同じですが、使用する電極チップがそれぞれ違う。ちなみに、こちらの旋盤の機械で電極チップを加工しています。

○1日にどのくらい加工出来ますか?
スポット溶接は1時間に800個~1000個出来るので1日に7000個~8000個が出来上がる。

○今までで一番大変だったことは?
NGを出した時。

○製造業をやっていく上でNGは付きものですが、今までどのように乗り越えましたか?
対策がやっぱり一番難しい。スポット溶接は非破壊検査が出来ず、壊してみないと付いているか・付いていないのか分からない。大体分かるようになるには相当な検査が必要。それでも100%とは言えない。スポット溶接の一番難しい点。

○スポット溶接が一通り出来るようになるには大体何年くらい?
一通り出来るようになるには、10年は必要。

○何年くらいで一人前?
今54年くらいやっているけど、まだ一人前とは言えない。

○製造業は強みや競争力が必要といいますが、何かありますか?
競争をしようと思った事は一度もない。ただ納期に追われながらやっている。その積み重ね。忍耐!!

“うちの社長”
桜井工業所様はこの仕事をしている事自体が強み。誰も出来ない!

○仕事で一番大事にしている事は?
確認作業。確認作業を怠るとやっぱりどこかで不具合が出る。1に確認2に確認、3・4がなくて5に確認!

○確認のコツは?
怠らない事!

○人はそもそも怠る生き物ですが、その自分とどう付き合う?
忙しい時ほど怠りやすいので、忙しい時ほど怠らないようにする。

○スポット溶接を始めたキッカケは?
親戚の勧めで兄弟3人で始めましたが素人だったので当時は大変で、実際に始めたら不良の連続でした。セッティングが難しかった。

○スポット溶接の最も重要な事は?
「スポット剥がれ」溶接されていないと取れてしまう。これだけは肝に銘じてやらないと大変な事になってしまう。その為にも確認が大切。あと経験も。

○社長にとってスポットとは?
半世紀そのもの!
やりがいがある仕事。とにかくこの仕事が好き。仕事をしていた方が落ち着く。

○スポット溶接の何が一番面白い⁉
面白いと言うか…お得意さんを裏切らない。そういう事の積み重ね。迷惑を掛けたくないという思いが一番先にあって、それが信頼関係。

“うちの社長”
瀬尾社長は損得や、やりたい・やりたくないではなくて、いつも信頼関係というテーマで何が一番重要かを話してくれる。


いかがでしたでしょうか。

長年の経験がありながらも、やっぱり確認作業が大事。とにかく確認作業を怠らないことが大事とおっしゃる瀬尾社長。仕事に対する信念やこだわりが伝わる内容でした。
この仕事が好き!そして”信頼関係”を大切にされている瀬尾社長のお人柄が表れている笑顔が素敵でした。
https://youtu.be/0b_iZVcX-Xw?si=PwpPhUG1Mjy40DMA


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